精神的苦痛の慰謝料

精神的苦痛 慰謝料の相場パワハラ

すぐ離婚するという旦那同じ相手と続いている夫

以前勤めていた会社は、完全なるブラック企業だった。サービス残業は当たり前。殴る蹴るこそされなかったものの、
上司や同期から暴言を吐かれるのが日常茶飯事だった。当時の自分は今より20キロも体重があった。挨拶がわりに「デブ」「ブタ」と呼ばれる。
始めは苛立ったが、まあ言われ続けると逆に気にならなくなった。キツイのは仕事に関してだ。例えば、誰かがミスしたら全部自分のせいになる。
全く関わりがなくても、強引に非があったように責める。「お前は仕事ができない。ゴミ。クズ」と全員の前で罵倒される。
自分のキャパを超える仕事量を押し付けられる。できなければまた罵倒。就活がうまくいかずアルバイト生活を続けていた。
やっと掴んだ正社員という道だったから簡単に辞めるわけにはいかなかった。アルバイトと正社員は立場が違う。だから自分の考えが甘いんじゃないか。
仕事ができない自分が悪いんだ。認められれば周りから仲間として受け入れてもらえる。パワハラなんて言葉は知るよしもなく自分を責める日が続く。
欠員補充の求人に応募して採用されたんだか、半年で10キロ以上体重は落ちた。精神的にかなり追い詰められてた。出勤前に嘔吐。
トイレに行けば血尿。残業続き。死ねば楽になるんじゃないか。死という言葉が頭によぎるのは人生初だった。仕事ばかりで誰とも会わずにいた。
そんな時父と母、10歳上の姉が突然家にきた。連絡がとれない自分を心配してきたんだそうだ。3人は今にも死にそうな自分の姿を見てひどく驚いていた。
母は泣いた。父と姉には質問責めにあった。考える気力を失っていたから聞かれるがまま答えた。父と姉は憤り精神的苦痛を被った分慰謝料を請求すると言っていた。
2人で慰謝料の相場を調べ始めた。その様子をぽんやりと見ていたがことを荒立てたら仕事をクビになると思った。焦りで思わず辞めてくれと叫んでしまった。
せっかく正社員になれた。能力がない自分が悪いんだ。涙を流す母に抱き締められた。大人になって母の温もりを知るなんて思わなかった。お前は何も悪くない。
そこはお前の居場所ではない。無理をしなくていい。仕事は辞めるべきだ。父の言葉一つ一つが身に沁みた。その日の夜、実家に帰った。
久々に温かいご飯を食べて布団で眠った。心が回復していく気がした。職場は辞めた。退職届を持っていく時は上司や同僚達から罵倒されたが構わなかった。
自分の居場所はここではない。一度は慰謝料請求を考えたが証拠を集める労力はなかった。精神的苦痛ばかりの会社だった。逃げるが勝ち。言葉の通り。
今は自分の居場所と思える会社に出会った。

精神的苦痛 慰謝料の相場パワハラ慰謝料請求の時効離婚後慰謝料 踏み倒し